1.課目と評点(総計100点)

4_1

試験課目 評価

(1)紐付脚側行進 20
(2)伏臥(停座中指示) 20
(3)立止(常歩行進中一旦停止) 20
(4)待座・招呼(停座中指示) 20
(5)障碍飛越(50cm) 20
総 計(100点) 100

2.試験実施要領

概略図参照

すべての課題を紐付で受験することができる。ロングリードも認められる。また紐無しで受験することもできる。一部の課題のみ紐付、紐無しで受験する際は申告の際に審査員に伝える。

声符は発進・停止・及び歩度・動作・方向一方向変換時のみ使用し、1回とする。視符・体符は原則として使用しないものとする。

所有者がJSV会員であれば他犬種(交雑犬を含む)も受験を認め、合格証を発行する。他犬種の場合、障害飛越の高さは審査員が指示する。

犬及び指導手の一般態度は審査員により観察される。一般態度とは試験中は勿論受験前後の態度を意味するものである。

審査員は試験中に犬体検査を行う場合がある。犬はこの際に不安の態度や過敏な様子、あるいは凶暴性などを現してはならない。攻撃的で接触できない、不安を現し逃避しようとするものは不合格となる。

(1) 紐付き脚側行進  20点

コースはコの字型(45歩)またはクランク型を基本とする。出発点で犬に脚側停座をさせる。審査員の指示により、常歩で脚側行進を開始し、第3コースの最終地点で反転後、停止したならば直ちに、犬に脚側停座をさせる。(コーナーと反転の際、犬に指示の声符を与えて良い。)

(2) 伏臥(停座中指示)  20点

出発点に停座している犬に、審査員の指示により指導手は「伏臥」を命じ、3秒後審査員の指示により脚側停座を命ずる。

(3) 立止(常歩行進中)  20点

審査員の指示により指導手は、出発地点より常歩行進中、10歩の地点で一旦立ち止まり、犬をその場に立止をさせる。その後、指導手は屈折点まで直進し、反転して再び犬のもとに戻り、(立止している犬の、向かって右側から後方を廻って)脚側に付き、審査員の指示により、廻れ右をして脚側停座を命ずる。

(4) 待座招呼  20点

脚側停座している犬に、審査員の指示により「待座」を命じ、指導手は出発点まで直進し、廻れ右をして犬に対面する。審査員の指示で犬を招呼する。犬は直接、脚側に停座するか、又は指導手の直前に停座する。声符により脚側停座を命ずる。(この時、犬は指導手の後ろを回っても、直接左脚側に停座しても良い)

(5)  障碍飛越(50m)  20点

指導手は障碍から任意の位置に犬を脚側停座させた後、審査員の指示により犬に障害を飛越させる。犬が飛越したら指導手は、声符「マテ」を命じ、審査員の指示により指導手は障害を迂回して犬のもとに戻り、審査員の指示で脚側停座を命ずる。


令和元年5月1日 改定